サボテン翠冠玉(スイカンギョク)

サボテン翠冠玉(スイカンギョク)

サボテンは、刺座(しざ)とかアレオーレ(areole)と呼ばれる器官を持ち、そこには葉の変化したトゲがついています。 刺座には、短い綿毛のようなものがつくこともあります。Lophophora(ロホホラ)属の刺座には、トゲはなく柔らかい綿毛だけがつくのが特徴です。 植物体の地上部は、多くのこぶが寄り集まったようにな姿で、扁平にゆがんだ球形をしていて弾力があります。 属名 Lophophora は、lophos 鶏のとさか + phoreo 有する、つける に由来し、こぶの上部につく綿毛から命名されたとみられます。

翠冠玉(スイカンギョク)の肌色は、烏羽玉よりも明るい緑色がかっています。 繊維状の綿毛は、烏羽玉よりも量が多くて長く、花は白色をしています。

学名の種小名から、ディフーサと呼ぶ場合もあります。diffusa は、散開した、広がった の意味。

スイカンギョク (翠冠玉)    

別名 ロフォフォラ・デフューサ

サボテン科ロフォフォラ属

学名 Lophophora deffusa

原産地 メキシコ

常緑低木


 サボテンの1種で、多肉植物愛好家がよく栽培している。

いわゆる針無しサボテンの1つで、針のかわりにふわふわした毛をまとっている。

肌は粉をふいたような灰緑色で、つや消しで美しい。しかも触ってみると

やわらかい弾力がある。トゲトゲのサボテンを見慣れている目にはたいへん

変わったサボテンに見えるだろう。現地では、乾期は縮んで地面に隠れるように

してすごし、雨が降ると膨らむという生活をしているらしい。

そもそもサボテンに針があるのは、捕食者から身を守るためである。それでは

この種はどうやって身を守っているのだろう。実は体内にアルカロイドを含み

毒で身を守っているらしい。そのアルカロイドは人間には幻覚作用を起こすと

言われ、近縁のウバタマ(烏羽玉)という種は、現地では宗教儀式などに用いられて

いたという。そのため現地では麻薬扱いされていて、法律で使用が禁止されて

いるという。しかし日本で育てているものは、そういう作用が無いらしく、今の

ところ規制の対象にはなっていない。

もっとも安価な品ではないので、わざわざ試すようなもったいないことをするとは

思えないが。ロフォフォラ属で日本で栽培されているのは数種あるが、

このスイカンギョクがいちばん毛が多く、肌もきれいで観賞価値が高いと思われる。

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サボテン・多肉植物の通販・販売 アトラクティーボ


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サボテン翠冠玉(スイカンギョク)

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