ウサギじみてる多肉植物サボテン「モニラリア・オブコニカ」

ウサギじみてる多肉植物「モニラリア・オブコニカ」

南アフリカの乾燥地帯が原産のモニラリア・オブコニカ(Monilaria obconica)は、まるでウサギの耳そっくりの2つの葉がニョキニョキっと伸びてくるのだ。

最初はちょこんとした耳なのだが、どんどん伸びてきてちょっとしたホラー感覚すら味わえるサボテン。

肉厚な茎や葉に水を貯めることのできる多肉植物は、葉っぱがプクンと分厚いところが特徴だ。表面の白っぽいキラキラしたものは貯めてある糖分である。

ハマミズナ科モニラリア属のモニラリア・オブコニカの好む温度は10℃-25℃。発芽期間は10~20日ほど。春と秋に成長する。可憐なピンク色の花をさかせるそうだ。

ユニークな葉が特徴の塊根メセン、“モニラリア・オブコニカ”です。
南アフリカ – 北ケープ州のスプリングボック(Springbok)近郊が原産です。
珪砂を主体とした半砂漠の草原や、小さな丘陵の斜面に自生しています。

種小名の ‘obconica’ は、ラテン語で“倒円錐の”という意味があり、’ob-‘(反対、逆)+ ‘conus’(錐体、円錐状)+ ‘icus’(xxの、形容詞の接尾辞)の合成語です。

小さな塊根・塊茎を形成するメセンの仲間で、成長しても高さ15cmほどにしかなりません。

茶色いイモムシのようにも見えるボコボコと節くれだった塊茎は株元から少しづつ増え、群生していきます。

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ウサギじみてる多肉植物「モニラリア・オブコニカ」

一番の特徴は何といっても塊茎の頂点からから生えてくる多肉質の葉です。
まるでじゃんけんのチョキを出しているような、はたまたウサギの耳のような不思議な円筒状の葉を上に向かって伸ばします。
ちなみに海外では“緑のスパゲッティ”とも称されていました。

その魅力的な葉の表面は非常に小さな水泡状の物質で覆われていて、日光に当たるとキラキラと輝きます。
この水泡状の物質は、自生地での強烈な太陽や乾燥した気候から水分の蒸散を防ぐ役割があると考えられています。
また、葉は綺麗な緑色をしていますが、太陽に長時間当て続けると赤味を帯びてきます。

成長期がピークに差し掛かると、薄いピンク色の小さなキクのような花を咲かせます。

【科・属】
Aizoaceae Monilaria
ハマミズナ科モニラリア属

【原産地】
南アフリカ – 北ケープ州 スプリングボック(Springbok)

ウサギじみてる多肉植物「モニラリア・オブコニカ」

【置き場所】
モニラリア・オブコニカは、涼しい季節に成長する冬型種です。
成長期である秋から春にかけては、日光のよく当たる明るい場所で管理します。

寒い季節は雪が常に降り積もっているような厳冬地を除いて、屋外でも管理可能ですが、その際は雨や雪が直接かからない場所で管理しましょう。
また冷たい風が常に当たる場所だと、いくら冬型とはいえ葉が枯れ込んだり落ちる場合がありますので注意しましょう。

暖かくなってくると葉が落ち始めるので、その頃から少し遮光をし、風通しの良い場所で管理します。
夏の蒸し暑さにとても弱いので休眠中もなるべく蒸らさず涼しく過ごさせます。

【水やり】
夏の終わり頃の涼しくなってきた頃に徐々に葉が芽吹きだしてきますので、その頃から少しづつ水やりを開始します。
その際もいきなりたくさん水をあげると腐りやすいので、少しづつ水やりします。

モニラリア・オブコニカは水が多すぎると葉が長く伸び、垂れ下がりやすくなるので、水やりはやや控えめにします。
ただし水切れしても葉が垂れる場合があるため、その辺りは株の状態を見ながら調整しましょう。

春から初夏にかけて葉が落ち始めたころから徐々に水を控え、夏は完全に断水します。
ただし、小さな株は保水力がないため、休眠中に干からびてしまうことがあります。
休眠中に水を与える際は、月に数回涼しい日の夕方に軽く水やりする程度にします。

【肥料】
成長期の初秋や春に数度、微量元素が不足しない程度に薄めた液肥を与えます。
用土によく醗酵した有機質や、マグァンプKなどの緩効性肥料を少量混ぜ込んでおいても良いと思います。

【適温】
モニラリア・オブコニカは涼しい季節に成長する植物のため、寒さには強いほうです。
夏の蒸し暑さに気をつけ、暑い季節は風通しの良い涼しい場所で管理しましょう。

育て方のポイント

冬型なので夏の蒸れに注意

あまり市場でみかけないので育てにくいのかと思いきや、「育てやすい種」とのこと。冬型で成長期は9月から3月。夏は水を減らして、涼しく風通しのいいところへ。

日当たりは避けて

岩のスキマや、他の植物の影になるようなところに自生しているようで、直射日光のあたるところは避けたほうが良さそう。

適切な鉢で

大きすぎる鉢は、花が小さくなるなどマイナスに。植物のサイズに合った、小さめの鉢を選びましょう。

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